「朱鳥〜帰ろ〜!」 あっという間に放課後。 「ごめん。日直だから。」 「そっか〜。待ってたいけど、この後約束が…。」 「良いよ。バイバイ実千留。」 手を振って実千留を見送る。 「ごめんね朱鳥〜!バイバイ!」 誰も居なくなった教室で、ペンを走らせる。 「ふぅ。」 ため息をついた瞬間、開いていた窓から風が流れ込んできて セミロングの髪を揺らした。 「寒い。」