そんなの無くても帰って来ないくせに今更。





「じゃあ。」





ミーニャを撫でて出て行った。





「ミーニャ、おいで。」





「ニャー。」





ぎゅっとミーニャを抱きしめる。





「ミーニャは絶対渡さない。」





ドアを見ながら言う。





だってミーニャは、君が残してくれたから。





お弁当を作って制服に着替えて





「ミーニャ、行って来ます。」




ミーニャに挨拶をして外に出る。





うわっ寒い。





さすが、冬に近づいてるだけあるな。