ザァァァ





って風が強く吹いて















『良いよ。頑張れ朱!叶汰になら、お前を任せられる。』















って笑う、澄の姿が見えた。




妄想だって、空想だって良い。





君に会えたから





「澄っ!」





そう呼んで、抱きつこうとしたら





『ダメ。もう違うだろ?お前はもう、歩いていける。』




意地悪く笑った後に、清々しそうに笑って





澄は消えた。