アイツなんて、好きじゃない!

今回は絶対アイツに勝ってるはず。
そう信じて朝練の後、わざわざ走って来たのに……!!
「なんで……なんでまた2位なのぉぉぉ!?」
貼り出されたテスト順位の紙。
2位の下には、『藍川鈴音』私の名前が記名されていた。
そして1位には……
「だから言っただろ。俺が1位だって」
1位はまた、『七瀬颯吾』の名前が埋まっていた。
颯吾と私の点差は……4点。
あんなに勉強したのにっ……!
いつも颯吾は学年トップ、私は2位と決まっていた。