これは僕と君とのお話。


突然君の家から泣き声が聞こえた。


君は部屋中の窓とカーテンを締め切って、僕の家からも見えないようにしていた。


どうせ、おばさんに怒られたんだろうと思ってた。


でも今日はちがった。




誰かのせいで泣いてるんだと気づいた。



君があいつに告白したんだと、すぐにわかった。


だから、余計にほおっておけなかった。



「なに泣いてるんだよ。」


僕は君の部屋で話しかけた。



「っく。ひっく。」



君はずっと泣いていた。


僕は君を抱き締めた。


君を悲しませるくらいなら、僕守る。



そうして誓った。



君を悲しませないように。

僕はどうなったっていい。

大好きな君の幸せを願います。




そうした心はちくりといたんだ。