斗「愛美。」

愛「・・・・・。」


愛美はだんだん口数が減ってる。
ご飯も、水すら喉を通さない。

時々なにかを言ってる。

愛「・・・・・・。(ぶつぶつ)」

斗「(またか・・・。)」

日に日に弱る愛美を見ているのはつらい。

斗「愛美!」


  グイッ


愛「・・・・・。」

引っ張っても何も言わない。
目がうつろ・・・。
聞こえているかもわからない。
本当は病院へ行きたいとこだけどあまり
外に出すのは避けた方がいいって
彰人たちに言われたし・・・。


  コンコン


斗「・・どうぞ。」

竜「・・・。」

竜也・・・・・・

斗「お前が来るなんて珍しいな。」

竜「まあな。」

斗「・・・。」

竜「愛美、ずっとああなの?」

斗「ああ。」

竜「そうか・・・。」