「実はお姉ちゃんから1通の手紙が入学した時に届いたんです」

仏壇に手を合わせた後に澄空ちゃんから手渡された。

「読んでもいいのかい?」

「はい、だってノロケなんですもん」

そうにこっと笑う彼女にまた彼女を重ねた。