「明日は生葵連れて葵杏のところ行ってくるから。」

「うん」

「ごめんな」

「いいの、きっと葵杏ちゃんも喜ぶわ。」

俺の中にはふたりが存在する。ひとりを愛さないといけないのかもしれない、けど彼女なしじゃ俺は生きていけないのだ。