「…あ、あの…本当に大丈夫ですか?」

わたしは、まだグスンッと言っている子に話しかけた。
わたしが話しかけるのは葵くらいだから、こんなことは珍しい。

まあそうだろう。

ここは保健室なのだから。

葵がま、葵のカバンとわたし、それに相手チームの子のカバンを持ってきてくれた。
葵は本当に優しい。