神様のいない街


号泣している子に深々と頭をさげる。
は、腫れないといいけど、本当に…。

「…あ、あの…慰謝料とか、ちゃんと払うので許してください、本当に申し訳ありませんでしたっ!!」

「ちょっと奈実、あんたが泣いてどうするんだよ、ていうか、あんた全く悪くなくない?」

「だ、だってわたしが避けたせいで、顔にボールが当たっちゃったんだよ!?い、痛いよ絶対!こ、こんなのだったら、まだわたしの頭に当たった方がよかったよっ!」

「…ダメだこりゃ…」

うわあああああ、もうわたし、ため息つかれるほどダメな人間…ダメ人間なんだね…。