神様のいない街


待って待って待ってっ!
わたしいつから葵の玩具になったの!?
幼い子がブーンっとか言って遊ぶあの玩具でしょう?

あ、でも…手が離れたっ!
今なら天国に行ける気がする!!!

「…ごめんね…またの機会に…改める…」

「あああ改めないでいいですからっ!!」

「…?」

不思議そうな差出人を置いて、わたしは猛ダッシュで階段を駆け下りるのだった。