「…見なかったことにする…」 あと1時間と言われても、わたしには待てる気なんてしない。 だってそんなの無理だよ。 まともに話したことない人なんだし、それは尚更言える。 「…まあ嫌ならいいけどさ」 「なんかごめん…」 わたしと葵だけがズーンとテンションダダ下がり中。 このままじゃ、次の体育がきついよ。