神様のいない街


次の日。

教室に着けば、わたしの机の周りには人だかりが。
恐る恐る行ってみれば、クラスメイトの女の子が話しかけてきた。

「柊さん、柊さん。さっきね、王子様が柊さんの机の中に手紙入れて行ったの。心当たりある?」

…大アリです。

「おはよ、奈実。朝から大変ね」

「…どうしよう葵。わたしに不幸の手紙が届いてるよ」

「「「不幸の手紙っっ!?」」」