「うまーいうまーい!!」


「歩は本当にうまそうに食うなぁ。」


ちゃぶ台の前に座り、お目当てのお菓子を頬張るあたしを、達也はベッドを背もたれにして子供を見守るような目で見ている。


「だって美味しいんだもん!…もう一個開けてい?」


達也は、本当にたくさん買いだめをしといてくれていた。

畳の上に放り出されてるビニール袋から、あたしが開けてる物と同じ模様の派手なパッケージがたくさんチラついている。


「どうぞ。」


わーい!


お菓子には、オマケで小さなストラップが一箱にひとつ、ついてた。


「わぁ〜これ可愛くない?!」


「何これ?豚?犬?」


携帯に繋げるための紐の先には、ピンク色でまだら模様の目つきが悪い……


猫?キリン?
なんか変な動物?がついているストラップ。


「可愛いじゃん!いっぱいあるし、おそろいで付けようよ!」


「マジでぇ?こいつ、なんかキモくない?」


少し嫌がる達也だけど、達也の黒い携帯を奪い取って、無理やりストラップをつけた。


「ほら可愛いよぉ!おそろいおそろい!」


あたしの白い携帯にもつけて、黒と白、二つの携帯を並べた。


同じキャラクターが寄り添って、あたし達を睨んでる。


「ぜってぇキモいだろ。」


と言って、へんてこなストラップを突く達也は、少し嬉しそうで……、まんざらでもないみたい。


「おそろい嬉しいねぇ〜。」


初めてのおそろいの物が嬉しくて
達也の隣に移動し、あたしもベッドを背もたれにして頭は達也の肩にあずけた。


「そだなぁ。」


達也は、あたしの頭を撫でる。


「ふふふっ。」


大好きな達也の掌で撫でられて、あたしは嬉しくて……


達也がそっと


あたしのおでこにキスをした。