「そんな驚く?つか、気付くの遅い」
「だ、だって、玲大が私のこと好きだなんて思わなくて……っ」
好きな人が自分のことを好きだなんて、普通思わないじゃん!?
あぁ、今、私、夢でも見てるのかな……。
「で、どーなの?」
「え?」
「希依は俺のことどう思ってんの?」
「……っ」
玲大はやっぱりズルい。
私は今玲大の気持ちを聞いて、胸がいっぱいなのに、玲大は冷静なんだもん。
「私も……す、き」
「え?聞こえないんだけど」
イジワルな笑みを浮かべて、そう言った玲大。
そんな玲大の耳に口を近づけて、
「私も好き、だよ」
そう、言った。
やっと言えた。
ずっと言えなかったこの気持ちを。
そしてまさか両想いだなんて、思わなかった。



