嫌いだけど…しゃーなし






『こんな風に撮れたよ♪』



意地悪な顔で笑う優夜と目をギュッと瞑った私


二人の間には繋がれた手が置いてあった




『次は肩に頭を預けちゃおぅ♪』



「だってよ?」


上からニヤニヤと笑う


「…手 離さないの?」


「離したらまたどっか行くだろうが」



そのままもう片方の腕で私の頭を寄せて自分の肩に乗せた


上に優夜の頭が乗っかって身動きが取れない


「千尋 笑って」

「余計笑えないし」

「じゃあ…泣け!!」

「はっ…もっと無理だわ」




カシャ