嫌いだけど…しゃーなし





薄い水色の容器は下の辺の方が短い台形で中にはビーズ?…ジュレ…?ビー玉…?

分かんないけど丸っこい透明な玉が3・4つくらい入っていて 横に振るたびにほわほわとうごめく




ふたは銀色で丸い


「貸してみ?」

と 半ば強引に私の手から香水を取った


そして髪を持ち上げ首の後ろに一回振りかけた


その瞬間 シュッという音と共にシャンプーというかシャボンの匂いが私の鼻を掠めた




「あ 良い匂い…この匂い好き」

「知ってる 俺もつけよっと」



と 優夜も自分の首の後ろにかけた



「これでおそろな」


…おそろとか 恥ずかしいゎ…!!

でも おそろって言葉が嬉しくて にやけそうで…


それを感ずかれないように また そっぽを向いて



「……女か お前は」