桜の降る日に


そこには見たこともないくらい美人な女の子がいた。
パッチリとした目が少したれ気味で綺麗な二重。
睫毛は長くてぷっくりとした桜色の唇。
鼻筋も通っていて透明感のある肌。


思わず目を奪われた。こんな子に出会ったのは初めてだった。


身長は150cmくらいで小動物みたいだ。


その子は胸まである綺麗な黒髪を風になびかせながら
目の前にある桜を眺める。

風で花びらが散って女の子の髪の毛と重なる。

黒に薄ピンクが映えていた。


見とれて何分たったのだろうか。

その子と目が合うことによって
ふと我に返った。