桜の降る日に



『で、なに?』


廊下まで出てそう言う。
は?っとした顔をして女はため息をついた。



「鈍すぎ。はやく行きません?」


は??意味わかんねぇんだけど。


『行かねぇし』


そう返すとため息をまたついて腕を引っ張られてどこかに連れていかれた。



着いた場所は裏庭だった。

なんでお気に入りの場所に連れていかれたのか全く理解できないし、
テリトリーに入られた感じですごく気分が悪い。


『お前なんだよ。』


しかも、今思い出したけどくるみにご飯食べよって言われてる。


『これから予定あんだけど。』


「へぇ~。予定ってなに?」


ニコニコした顔で返された。


『ツレと飯。』


「友達の名前は?」


『なんで言わねぇといけないんだよ。』


そして、またため息をつかれた。