桜の降る日に




「……ま…き…て」

「大和起きて!!」


『…?…ん。』



…………バチーン!!!


『っいてぇ。』

どうやら俺は叩かれたらしい。
ほほがじんじんする。
でも、その一撃で目が覚めた。


目の前には顔がリンゴみたいになったくるみ。

『なんでここにいるんだ?』


「起こしに来たんだけどっ…」


あぁ。納得。


「はやくどいてよ…っ」


どくって……?

少しして状況を理解した。
今の体勢は俺がおもいっきりくるみを抱きしめている状態。

多分、寝ぼけてこうなったんだと思う。


にしても、くるみは真っ赤すぎる。
もしかして

『くるみ顔真っ赤。熱あんじゃね?』


だから、俺はおでこをくっつけた。


「っ!ばかっ!」


熱はなさそうだけどさらに顔が染まっていく。


なんでだ?
ばかとか言われる意味わからないけど、
まあ、熱がないならいいか。


『ん。元気ならいい』


それだけ残して俺は体を起こし風呂に向かった。