「ごめん、他のとこ行くから」

「あぁ、いいここに居ろよ猫連れて校内うろうろできないだろ」

「あ、うん・・ありがと」

「橘は俺の名前知ってたんだな」

「あ、うん」

「寒いのにこんなとこいて大丈夫なのか?」

「もう戻ろっかな」

「いたいなら居ろ」

その時の橘が教室に帰りたくないように見えた

「うん・・・」