起きてから何回あくびをしたことだろう。 学校へ行く準備をしなきゃ。 新学期そうそう、遅れるのも嫌だ。 だからこそ、はしたなくなっても仕方がない。 朝のパンをくわえながら走る私に向かってお母さんが、『いい加減にしなさい!朝、早く起きればいいだけじゃないの。』なんていう。 そんなことができれば今頃は、苦労はしないのだ。 毎朝毎朝聞くお母さんの同じ言葉。 遅れてるのは私だけじゃないんだから。