ガバッ!

私は、目に涙をためて飛び起きた。

慌てて、詩先生が、駆け寄ってくる。

詩先生「大丈夫?うなされてたみたいだけど。」

私「先生!修が、修が。」

詩先生「落ち着いて。何があったのか順番に話して。」

私「あのね。真っ暗闇にいたの。わたし。
それから、場面が切り替わって、横断歩道に修が、赤い血を流して倒れてたの。
病院に着いて、私は、全部わかっちゃったの。修が、いつも私と同じくらいの時間に行くことも。修が死んでしまう原因を作ったのも。」


詩先生「その修くんを死なせてしまった原因は?」

私「私なの。いつもより今日は早く来たの。変な夢を見て、寝れなくなっちゃって。」

詩先生「そのへんな夢に修くんが、出てきたのね。」

私「うん。でも、今まで、そんな夢は当たらなかったの。でも、違和感を、感じてた。修と私は、合わなきゃよかったんだ。
そしたら修は死ななかった。」

詩先生「修君は、そう思っていないわ。
きっと凛音ちゃんとあえて幸せだったのよ。」

私「最後に夢に修が出てきて、私の事ずっと好きだったって。俺が生まれてきた意味見つけてくれよな。バイバイって。」

詩先生「そう。修君に会いに行く?」

私「会いたくない。」

詩先生「わかった。先生方にも話しとくからしばらくは、保健室。に通ってきて。」

私は、うなずいた。