ここはどこ?
真っ暗闇から、始まる私の夢。
いきなり、横断歩道の前に立ちつくしている。
目の前には、赤く染まった男の子。
間違いない、修だ。
その男の子は、急いで病院に運ばれている。今は、眠っている。
私には、すべてがわかった。
後、数時間後、修は死んでしまう。
修が、いつも遅れてくるのは……
私と一緒に学校へ行くため。
私の家に寄ったせいで修は、信号無視のトラックにひかれて死んでしまう。
どうにもならない現実。
私は、修の死ぬ時にいたくない。
私は、泣いて乗り切ろう。
突然。私の前に現れた男の子。修だ。
修「ごめんな!凛音。俺、凛音のことが好きだったんだ。最後にこれだけ言っときたかった。俺が生まれてきた意味を、見つけてくれよ!じゃあな!」
そう言って消えてしまった修。
もう会えないんだ。