8時ちょうど、委員長の芹(せり)ちゃんがきた。

私に、びっくりしてる。

私「どうしたの?私がこんなに早く来ていたらおかしい?」

芹「別におかしくなんかないんだけど。
どうしたのかな?って。」

かばんを置きながら話す芹ちゃん。
芹ちゃんなら、全て受け入れてくれるような気がした。

私「芹ちゃん!私ね。未来予知夢の能力があるの。」
とうとう言ってしまった。

芹「えっ。未来予知って。今から起こることがわかる能力だよね。」

私「うん。で、今日変な夢見たんだよ。私の場合正夢になるの。あんまり今までは、悪い夢を見ても、現実には、ならないんだけどね。」

芹「凛音ちゃんは、どんな夢見たの?」

私「修が、交通事故に遭う夢なんだけど。」

芹「相田くんが!」

私「今までは、悪い夢を見ても現実には、ならなかったの。でも、今日は、嫌な予感がするの。」
こらえていた涙が、あふれだす。

芹「大丈夫!そう信じよ!凛音ちゃんは相田くんが好きなんだね。」

私「そう、なのかな?わからないの。
今までは、何回も告白されたけど、付き合ったことはなかった。初恋なのかな?」

芹「自分で初恋だって思った時が、初恋なんだよ。凛音ちゃんは人気者だもんね。みんなのアイドルなんだよ。何回も告白されるってそういうことでしょ。
うちと凛音ちゃん中では、隠し事はなしにしよ!助けてあげるから。」

私は、うなずいた。