中3の冬

パ「伶結。学校は決めたか?」

伶「いや。決めてない」

パ「希望とかないのか?」

伶「ない」

パ「県立か?私立か?」

伶「どっちでもいい」

パ「そ、そうか。実はな俺の知り合いで私立の高校の理事長やってる奴がいてな。そこなら伶結を入学させてもいいなとおもって。」

伶「うん、いいよそこで。こだわりないし」

パ「ホントか!?じゃあそいつに電話するわ」

伶「うーん」


ここで、1つ。話をきちんと聞けばよかった。馬鹿だやってしまった。

いざ、願書が届くと…

伶「は!?優勢なの!?」

マ「優勢いくの〜?」

寧「理事長には話ついてるから。」

伶「いやいやいや。優勢不良多いっていうじゃん!やだよ!」

寧「大丈夫お前なら。」

パパはクールだから怒ってるかどうかなんてわからない事が多い。
しかも無駄にイケメンだし逆ナンされるとかやばいでしょ。

伶「大丈夫な理由なくね?」

寧「明日、学校説明会…準備しとけよ」

伶「ちょ、ねえ!パパさ!いっつもひとりで決めるから伶結の意見も少しは尊重してよ!優勢が不良が多いって事位パパだって知ってるでしょ!?怖いよそんな所…」

寧「怖いか?」