そんなくだらない人生を16年間
俺は送ってきた。



中学は小学校の延長。



高校は中学の延長。



そんな感じで生きて来た。



どちらかと言えばモテる方だし、
成績も中の上くらいを保ってきた。



今はこのままでよくても、
この先どうなるのだろうか。



これからも人に合わせて
へらへら生きていくのだろうか。



「はると?聞いてる?はると!」



俺の上に乗っかっているクラスの女子は
俺の制服のネクタイを外しながら
俺にキスしてこようとしていた。



俺はそれに答えて舌を絡ませる。



そしてそのまま制服のボタンを
少しずつ外していく。



誰もいない3限目の図書室。



ここは俺の場所へと化して行っていた。