23時59分の聖夜




いくらかの静寂。



ふいに彼が私に言った。




「歌、上手いですね。」





「え?……あっ、さっきの…」




ちょっとばかし口づさんだ歌が、彼の耳に入っていたなんて…。




恥ずかしくてマフラーに顔をうずめた。