「冬兎〜♪」 「あ、栞」 冬兎は部活には入ってないけど、時々弓道部に借り出される。 もうすぐ大会が近いらしく、今日も練習に借り出されてる。 もう部員っぽいけど、入部は冬兎が断ってるみたい。 「ごめん、あと少し掛かる」 「全然大丈夫だよっ♪」 あたしは端っこに座った。 タンッ 冬兎が弓を射る度、 「きゃ〜冬兎くん〜♪」 と女の子達の黄色い声があがる。 さすが冬兎。 ホント我が弟とは思えない。 まあ、血が繋がってないからしょうがないと言えばしょうがないんだけど…。