「そこ!2人の世界入らないっ!」

「…あれ?勇紀いたんだ?」

「おいっ!」

「…憐れだね、勇紀」



いつの間にか全員集合していて、みんなで爆笑。

これって、久しぶりじゃないかな?


やっぱ、楽しいね。


やっぱり大好きだー……。




「大好きっ!!」


あたしがそう叫ぶと、みんながあたしを見た。



「あたし、みんなと兄弟になれて良かった★♪」


一人っ子のままじゃ、こんな楽しさ知らなかったよ。



勇紀も冬兎も雛も、みんな笑顔で返してくれる。


そして、凌兄と目が合った。




悔しいけど、変わり者なお父さんにちょっぴり感謝します。






今日…、

凌兄はあたしのお兄ちゃんじゃなくなりました。