★MyHomeの秘密★♪





嘘みたい。

まだ夢みたい。

…夢じゃないよね?


「いひゃいっ!」

「栞っ!?」
「しおちゃん!?」


自分の頬っぺた抓ってみたら、やっぱり痛かった。


こんなことでしか、証明するものがないから…、不安でしょうがないよ。



何故か、涙が溢れて来た。

あたし馬鹿みたい。


何泣いてるんだろっ。



「うぅ゙〜…」


「…何泣いてんだよ」

「うわぁっ!!」


い、いつの間に…凌兄が!!



「うわぁっ!ってなんだよ、うわぁって。」


ひーぃん!
凄まないでよ〜(泣)


「あ…いや…その〜……」

「あぁ゙?」



あなた本当にあたしのこと、好きなんですか…?


…怖いです。


……けど、

この優しい手は、最高にずるい。

頭を撫でる、誰よりも優しい優しい手。


泣いてたことなんか、すっかり忘れてしまう。