★MyHomeの秘密★♪





妻って…言葉にちょっと抵抗感がある。

ていうより、恥ずかしい。



「うん、まぁ…ね!」

まだ、あたしが高校卒業してからだけど。



ちょっと小馬鹿にしたような勇紀の笑い。


「バーカ」


いつものように嫌味なんだけど…なんだか笑顔が優しかった。

勇紀がとても眩しく見えて、
だからちょっぴり、ドキッとした。



瞬間、凌兄があたしを引き寄せる。


「…わかってんなら、人の女に手ぇ出すなよ?」


いつもより少しだけ低い声。

なんだかそんなことを言う凌兄に、びっくりした。



「お前は2つ前例あるしな?」


明らか喧嘩売ってるでしょう。
な凌兄に、ハラハラするあたし。

引き寄せられてたのが、今度は後ろから抱きしめられた。



「わっ!」


「こいつはぜってぇやんねぇから」



そういわれて、みんなの前で頬にキスをされ、顔が真っ赤になりいたたまれなくなって…とりあえず凌兄を睨んどいた。


凌兄の馬鹿っ!

心臓が大変なことになってるし…。



それでも、嬉しいと思うあたしは……可笑しいのかもしれない。