『普段つまんない凌がこんな風になるなんて、栞あんた凄いわねぇ♪』
つまんないって…
反応が冷静でクールだから、お母さんにとっては面白くないだけでしょ。
なんかのんきに楽しんでるし。
凌兄が苛立つのを、面白がって笑いながら見てる。
『…けど。凌には悪いけど……結婚は栞が高校卒業してからよ!』
え…?
「はっ?なんでだよ!?」
お母さん、お父さんの性格なら、すぐにでも結婚させると思ったのに…。
反論する凌兄に対し、あたしはぼーっとする。
『まあまあ、落ち着きなさいよ。早く結婚して安心したい気持ちはわからなくもないけど、まだ若いんだし』
「心変わりなんかしねぇよ」
凌兄が言った言葉に…ドキンってなった。
当たり前のような顔をしている凌兄に、嬉しかった。

