こんなに凌兄を好きなのに、今さらそんなこと言われたら、どうすればいいかわからない。
『あ、そうだわ…』
そう独り言のように呟き、あたし達を見る。
『結婚するの? あんた達』
はあぁぁあっ!?
何を今さらっ!!
「その為に選ばせたんでしょっ!!?」
どこまでも奇想天外なお母さん。
『そうよー!その為にまったくタイプの違う3人を連れてきたんだからっ』
つまりその時から、あたしの婚約者だったのか…。
『まぁ…3人が栞を好きになってくれるか不安だったけど、あんたやっぱり母さんの子ねっ♪』
結局、自画自賛っ!?
思わず、はぁ…と溜め息をついてしまう。
『で、結婚するの?』
「当たり前。今更何言ってんだよ!」
あたしが返事をする前に凌兄が言った。

