……すいません。
なんか今日、
魔王様降臨してませんか…?
なんだか…どうやら、あたしは凌兄を怒らせてしまったらしい。
とにかく、「すいません…」と謝ろうとしたら、
「今日のこと、気にしてんのか?」
“好きだからだ”
その言葉が、頭の中に甦る。
「それは、俺が言いたかったから言っただけだ。別に気にしなくていい」
最後だから…。
全部を、リセットさせようとしているような気がした。
それが虚しくて、仕方がなかった。
「……ずるい…」
なんでだろう?
なんでかわからないけど、涙が出て来る。
「…そんなこと、言われたって困るし…!」
「あぁ、悪い。迷惑だよ…」
「あたしだって凌兄が好きだもん…っ!」
涙声が喉につまりながら叫んだ。
その瞬間、体全身がぽーっと熱くなった。
心臓は壊れそうなくらい、バクンバクン言っている。

