「それは勇紀が悪いね」
「でしょー?」
サラリと言う冬兎。
さすが冬兎!分かってるね☆
「はぁ!?別にどれも一緒だろっ!?」
心外だ!と言わんばかりに、即座に訴えてくる勇紀。
「じゃああたしが狙ったやつ取んないでよ!!」
「んなの、言われなきゃわかんねーよ!」
「んじゃあー、これとこれとこれとこれとこれと…」
とりあえず特に美味しそうに見えるやつを、片っ端から指差していく。
「…覚えられねぇーよ!!つーか、どんだけ喰うんだよ!!」
「うっさい。いいでしょ!!」
唐揚げは山積みになってるくらいあるんだし、みんなの分はちゃんとあるもんっ。
「栞」

