いつも笑うことを心掛けた。
笑うことは全然辛くなかった。
むしろ、なんでも笑ってないと何かが耐えらんなくて、無意味にずっと笑うことにしてた。
「お前、ちょっと俺らの部屋来い」
ある日、なんでか勇紀に、冬兎と勇紀の部屋に招かれた。
…しかもなんかエラソーに。
ムカついたから「やだ」って言ったら、
今度はどこからか冬兎がやってきて、
「栞に聞きたいことがあるんだ。だから、お願い」
手を合わせて、そういわれちゃったから…もちろん。
「うん♪」って、可愛すぎたから当然抱き着いた。
もちろん、勇紀にオイ!って突っ込まれたけどね。
……そこは無視の方向で!

