★MyHomeの秘密★♪





少しだけ、凌兄が周りを伺う仕草をした。



そう思ったら……

……彼女に、キスした。



心臓に突き刺さる感覚がした。

ぎゅーっと、何かを握った。
強く、強く、ぎゅーっと。


涙が垂れてくのが…自分で分かった。

頬を、生暖かいものが伝う。



…メールで言ってたのに……。

ねぇ、付き合ってないって。そう言ったじゃん……。



「…ちょっと痛いかな」


その声にビクッとして、我に帰った。


「服なら全然いいんだけど…腕だとちょっと痛い」



顔をあげたら、梓くんの困った顔があった。


「あっ…ごめんね!!」


いつのまにか、あたしは梓くんの腕の服を掴んでいたみたいだ。

それでさっきからぎゅーって、やってしまっていたみたい。



「…ごめんなさい」


「そんなに謝らなくても大丈夫よ」


落ち込むあたしに、優しい笑顔と言葉をかけてくれた。

それでまた、涙が込み上げる。