「そーゆうとこ」
まだくすくす笑いながら、教えてくれた。
「…まぢですか?」
「まぢですね」
くすっと笑う梓くんと反対に、本気で落ち込むあたし。
ガーン!と真面目にダメージが大きい。ショッキングすぎる。
あたしって梓くんからみたら、そんなに…勇紀ほど馬鹿に見えるの…?
やっぱり迷子になったから!?
道聞いたのがいけなかった!?
……絶対そうだよ〜(泣)
もう梓くんには下手なことは言えないな……。
本気で悩んでいたら、ふと…梓くんが目の前にあるファミレスの駐車場の方を神妙な顔付きで見ていた。
「梓くん?どうしたの?」
いきなりの笑顔からの顔付きの変化に不思議に思って聞きながら、梓くんと同じ方向を見た。
「あ…」
思わず声が零れた。
だって…本当に意外だったから。
それと、梓くんがいい人だっていうのが分かった。
神妙な顔付きの理由。
あたしの気持ちを知ってるから。
ねぇ、凌兄……
なんでその人と一緒にいるの……?

