★MyHomeの秘密★♪




「それで…どうしたの?」


いつのまにかエナメルバックを肩にかけている。


優しい笑顔。それは梓くんにとっては普通なのかもしれない。


なんか…大人だなぁ。

妙な安心感を感じる。



「あ…そのね、公園に行きたいんだ!」


「公園?あ、あの大きな?」


「ううん、小さいやつ」



梓くんはちょっと考えてからあぁ…と納得したような顔になった。



「そこ行きたいの?」


「うん…でも、なんてゆうか迷…ったっていうか…その……」


高校2年生にもなって迷子を口にするのは、なんとも恥ずかしい。



「そっかー」


くすっと笑われてより一層恥ずかしくなる。
でも、それは馬鹿にしてる感じではないから嫌な感じはしない。



「その公園はね、あっち行くんだよ」


そういってそっちの方を指さす。

あたしもその方向を見る。



「それから真っ直ぐ歩いてけば着くよ」


ニコッていう笑いは、なんでか本当に安心する。