でも――違う。
あたしだって、凌兄と想い出はいっぱいあるし。
てか想い出だけで、気持ちって比べるもんじゃないんだよね。
“今”だよね――
今の、あたしの気持ちが全部なんだよね。
あの公園――…
初めて凌兄に告白された場所。
今…すっごい後悔してる。
あの時は驚いてテンパってごまかしたけど、
今ならはっきり言える。
あたしは凌兄が好き。
大好き。…この想いは誰にも負けない。
自信を持って言える。
それだけで、いいんだ。
胸元にケータイをぎゅっと握りしめて、決意した。
今度こそ…今度こそ…
あたしは、自分の気持ちを伝える。
友利亜とは、途中まで一緒に帰ってきてバイバイした。

