★MyHomeの秘密★♪





「栞!何そんな女に負けてんのよ!!戦いなさいよ!!」


バンッと勢いづく友利亜は、前のめりなってくるのであたしはたじろぐ。


だけど、背中を押して…いやむしろ正面から押して、カツを入れてくれる。

――何負けてんのよ!!
あたし見た目から完敗だよ。
――戦いなさいよ!!
そんな、大袈裟だよ。


だけど、頬の筋肉がゆっくり緩んでくのがわかる。



「それでもし、その話が本当でもいいじゃない!!それは過去なんだから!今の方が全然強いんだからっ!」



みんな、優しい。
みんなあたしの為に言ってくれる。

あたし、愛されてんな…ちょっとだけ調子に乗って自惚れてみた。




ブーブーブー

膝の上のケータイが震えた。

肩を揺らし、パカッと開けるとありえないはずの人から…のメールだった。


動揺して戸惑いながら、件名を見て…そして中を見た。