★MyHomeの秘密★♪





悔しい気持ちと、情けなさでいっぱいになった。



「…恋は、そんな猛烈突進なんか出来ないんだよ」



だって、怖いんだもん。
嫌われたくなんてないんだよ。





「すりゃーいいじゃん」


勇紀の言葉に、ゆっくり顔を上げた。

そして顔を凝視した。



「お前はさ、俺と同じで馬鹿なんだからさ?いくら悩んだってたいした答えなんて出ねぇんだし、猛烈突進してきゃーいいじゃねぇか」



「くだくだ悩んでるより、よっぽどいい」


そう呟くと、勇紀はボールを持って離れてってしまった。



「……………」


確かにあたしは悩みすぎてる。

悩みすぎて何が何だかよくわかんなくて、こんがらがってて。

何もかも、見失ってる気がしてしょうがない。