★MyHomeの秘密★♪









「拗ねてるんだよ。あたしに」





は……?




胃の奥の奥…
心臓の奥の奥の奥…
全てわしづかみにされたような気分。


ゆっくり顔をあげて、里夏さん…いや元今カノ…を睨み付けた。
いつのまにか、凌兄の腕に里夏さんの手が巻き付いてた。

その態勢から、くすりと笑って。


「大好きな“お兄ちゃん”だもんねっ!」


目の合ったあたしに、念を押すように言った。


嫌みなやつ…

嫌な女……



あたしは睨みつけていた目線を外し、そっぽを向いた。




凌兄なんか、その女に一生騙されてればいいんだ…!




玄関の方へと歩き出す。

馬鹿らしい、そう思ったから。





そしたら…何?



「痛い!」



グイッと腕が引っ張られた。

そのまま歩き出した方向へ、引きずられていく。



振りほどこうと抵抗してみても、強い力はビクともしない。