★MyHomeの秘密★♪





凌兄が優しい…?


自分でも驚くくらい渇いた笑いが小さく沸き上がった。



ふざけたことを言わないで欲しい。





それとも……彼女には、そうなんだろうか。

あたしの知らない“優しい”凌兄なんだろうか?




今、自分がどこにいるのかも、よくわからなくなってきた。

ただぼんやりとはっきりしない世界の中に、いるような感覚。





ねえ、今までの、

全部…嘘だったの……?






「何してんだよ?」



その声に体がビクッて震えた。
現実世界に引っ張られて来た。




振り向かなくたってわかる。






兄弟になったその日から、


聞いて来たその声くらい。