「…ところで勇紀、何の用よ?てかあんた部活は?」
「………休んだ…」
「はぁぁぁあっ!?」
あの運動しか出来ない勇紀が?
あのスポーツだけが取り柄の勇紀が?
「勇紀っ!あんた、どうしたの!?熱でもあんのっ!?」
急いで勇紀のおでこと自分のおでこを手で触って比べてみる。
「……熱はない。ほんとどうしたの?」
よく考えてみれば、勇紀があたしを馬鹿にしてもこない。普段なら口喧嘩の一つも勃発しそうなのに。
それにいつもより元気がないし…。
「本当に大丈夫?」
珍しすぎて心配にもなるじゃないっ!
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