★MyHomeの秘密★♪





「ゆ、勇紀!あんた何のんびりしてるのよっ!!」


「は?」



「遅刻よ、遅刻っ!!!」


「はあ?だってまだ冬兎だって……」




……………………。



さっきまでそこにいた冬兎の姿はなく。

いつのまにか、冬兎は居なくなっていた……。



「やられたぁー!!」

「冬兎なんであたしにも言ってくれなかったのぉぉお!?」


あたしと勇紀は同時に嘆いた。

2人でテーブルにぐったりうなだれる。


こうなったら仕方ない……
もう遅刻してしまお………



「栞、勇紀ぃ?まさか遅刻なんてしようとか思ってないでしょうね?まさかそんなことないわよねぇ?」


遅刻したらわかってるでしょうね?…そんなお母さんの声がどこからか、脳に聞こえてくる。



『ハィィィイっ!!』


勇紀と完璧なまでにハモった。

あたし達は今、心が通じ合っているだろう。