★MyHomeの秘密★♪





目線を真っ直ぐ前へ上げて行くと……


……凌兄がめっちゃあたしを見ていた。




心臓が大騒動しだす。

ドクドクいって、
このままじゃ本気で死ぬんじゃないかと思えた…。


やばい!やばい!


落ち着く為にもう一度コップを口まで運ぶ――…



「それ、俺の」


飲み物を口に含んだ瞬間、凌兄の声が聞こえた。

凌兄に視線を向けると、目線があたしが持つコップを指していた。


ぶーっ!!

「苦っ!!」


今、初めてコーヒーの味がした。

今までは心臓が暴れていたせいで、味わっていなかった。


あたしは急いでコップを置いた。


さっき凌兄を観察していたせいで無意識にコーヒーを取ってしまったのかもしれない。

苦さと恥ずかしさに泣きたくなる…。