そんな虚しさを感じて、気を取られていたせいで忘れていた。
「栞〜!あんたそんなとこで何やってんのよぉ!!」
か、かあちゃん…っ!!
…モーレツ、ヤバす。
「い、いやそのですね〜」
いつの間にか半分くらい開いているドアからリビングを覗くと―――
――みんなこっち見てる…。
凌兄も新聞から目を離して、インテリちっくな眼鏡を外しながらあたしを見てる……。
ずっと新聞見てろよー(泣)!!
というか、あたしの勘違いか気のせいか……
今、目が合ってる気がする……。
「しおちゃんっ!ゆうちゃんも、おはよう♪」
「ひ、雛!!おはよう…っ!」
また心臓の音が耳に響いて来た――。
ヤバすぎ!ヤバすぎだって!!
心臓鳴りすぎて死ぬって!!!

