「……栞、それが答えなんじゃない?」
いつのまにか、たんまりケーキの乗った皿を持った友利亜が横にいた。
「………うん」
もう言い訳は出来ない。
あたしは素直に頷いた。
友利亜は持っている皿をテーブルに置く。
「ほら…。これで涙拭きなさい」
そういってテーブルに備えつけてある、ペーパーナプキンをあたしに数枚渡す。
「………うん」
あたしは受け取って、勝手に流れてきてしまった涙を拭いた。
「大丈夫?席変えてもらう?」
友利亜は今までとは違い、優しく気遣ってくれた。
「…ううん。へーき……」
それでも言葉とは裏腹に涙がまた、流れてくる。

